産婦人科

産婦人科・女性医学専門医による
寄り添う女性診療。

女性のライフステージでは様々な変化が生じます。
健康をサポートする身近なかかりつけ医を目指します。

産 科

当院では分娩を取り扱っておりません。妊娠初期~中後期(妊娠32週頃)までの妊婦健診を行っております。

妊娠検査

妊娠検査薬で分かるのは「妊娠している」ことだけです。子宮外妊娠などの異常妊娠を見分けることはできません。生理が遅れ、妊娠したかもしれないと思ったら産婦人科での妊娠検査を受けましょう。市販の妊娠検査薬は、次回の生理開始予定日(妊娠4週)には陽性反応が出ます。妊娠4週では子宮の中に赤ちゃんの袋(胎嚢)を確認することができません。通常、生理開始予定日の1週間後(妊娠5週)ごろには胎嚢が確認できるので、この時期での受診をお勧めします。


妊婦健診(妊娠10週以降)

妊婦健診ではお母さんの健康状態と赤ちゃんの発育状態をチェックします。
妊娠中は体にさまざまな変化が起こります。そのため自覚症状が無い場合でも、トラブルが隠れている可能性があります。
当院では2週間~1ヶ月に1回の妊婦健診の受診を推奨いたします。

分娩について

当院では分娩を取り扱っておりません。そのため、妊娠初期~中後期(妊娠32週頃)までの妊婦健診をお受けいたします。出産時期が近づいてきましたら、ご希望をお聞きしたうえで分娩を取り扱っている医療機関へご紹介いたします。また、それまでに異常が認められた場合は、症状の具合や程度に応じて必要な治療が可能な医療機関へご紹介いたします。

婦人科

当院では女性のデリケートな悩みに寄り添います。

おりもの異常

おりものはホルモンの影響を受けて生理周期によって一時的に量や状態が変わります。症状が続く場合は、腟内の特殊な雑菌が一時的に増えたり、クラミジアなどの性感染症が原因です。おりものの臭いが気になる場合は、腟内の特殊な雑菌が一時的に増えたことが原因です。その他に、トリコモナス原虫の寄生も原因となります。


外陰部のかゆみ

かゆみは多くの場合、カンジダ腟炎という病気です。
カンジダはカビの一種(真菌症)で、かゆみを主な訴えとする病気です。白い、酒カス状のおりものが多くなります。


外陰部のできもの・しこり ・腫れ

毛嚢炎、尖圭コンジローマ、バルトリン腺嚢胞、性器ヘルペス、梅毒など感染症、良性腫瘍、非感染性の炎症など、さまざまな原因で生じます。


外陰部の痛み

赤み、傷、かぶれ、ただれがあり痛みを感じます。感染症、良性腫瘍、非感染性の炎症など、さまざまな原因で生じます。特にウイルス感染の性器ヘルペスは強い痛みを起こします。


排尿痛

膀胱炎や尿道炎の主な症状です。頻尿、残尿感を伴うことが多いです。


不正出血

不正出血は主に3種類あります。1つ目は病的な原因はなくホルモンバランスの乱れによる機能的な出血です。2つ目は腟、子宮、卵巣に感染性や非感染性の炎症、良性腫瘍、悪性腫瘍など、さまざまな原因で生じる器質的な出血です。3つ目は妊娠に関連する出血です。まずは子宮がん、卵巣がんなどの重大な病気が隠れていないことを確認することが大切です。


生理不順

生理不順とは、自分の生理の周期と違うペースで来る生理が頻回に起こることです。周期が長くても短くても、排卵して生理が来ていれば特に異常はありません。超音波検査で排卵の有無を確認しましょう。


生理痛

生理痛が強く、日常生活に支障を来たす状態を「月経困難症」と言います。月経困難症は2種類あります。1つは特に病気というほどではなく、誰にも起こりうる機能的な月経困難症です。もう1つは子宮内膜症などの器質的な異常による月経困難症です。


生理前のつらい症状

生理の3~10日位前から起こる気持ちやからだの不調で、生理が来ると症状が軽快していきます。「月経前症候群(PMS)」と言います。
多くの女性が生理の前に多少のPMSの症状を持っています。


腹痛

女性の腹痛は主に下腹痛です。子宮、卵巣に感染性や非感染性の炎症、良性腫瘍、悪性腫瘍など、さまざまな原因で生じます。
まずは子宮がん、卵巣がんなどの重大な病気が隠れていないことを確認することが大切です。


更年期症状

更年期は45歳~55歳頃と言われます。女性ホルモンが低下することで引き起こされる心身の様々な症状を指します。
漢方療法、プラセンタ療法を行いますが、ホルモン補充療法は行っておりません。

※プラセンタの自費診療の料金は美容皮膚科の料金一覧にあります。

 

ピル外来

当院ではピルを豊富に取り扱っております。

避妊(低用量ピル / ミニピル )

避妊目的の低用量ピルは、毎日1回決まった時間に服用することで高い避妊効果が得られ、99%以上の避妊率が報告されています。また、副効用として生理痛の軽減、月経量の減少、ニキビの改善などが期待できる場合があります。

ミニピル(黄体ホルモン単剤)は、40歳以上の方や喫煙者など、低用量ピルが適さない方にも使用できる避妊薬です。ミニピルも適切に服用することで高い避妊効果が得られますが、毎日同じ時間に服用する必要があります。

低用量ピルの主な副作用・リスク

吐き気、頭痛、乳房の張り、不正出血、まれに血栓症(深部静脈血栓症・肺塞栓症)

ミニピルの主な副作用・リスク

不正出血、月経周期の変動、頭痛 

  • ※喫煙、高血圧、肥満、片頭痛などがある方はリスクが高まることがあります。
  • ※ピルは性感染症の予防効果はありません

緊急避妊(アフターピル)

避妊をしないで性行為を行った場合や、コンドーム破損など避妊に失敗した際に、妊娠の成立を防ぐために行う緊急的な方法です。
当院では、アフターピル(緊急避妊薬)による処置を行っており、服用タイミングにより効果が大きく変わります。
一般的には、性行為後できるだけ早く(72時間以内、薬剤によっては120時間以内)の服用が推奨されます。

主な副作用・リスク

吐き気、頭痛、下腹部痛、倦怠感、月経周期の乱れ

  • ※100%妊娠を防ぐことはできません。
  • ※常用の避妊法としては推奨されません。

生理移動

生理移動ピルを用いて、生理日を早める・遅らせることで月経周期を調整する方法です。旅行・イベント・受験など、プライベートの都合に合わせて生理日を変えたい方に適しています。コントロールしたい生理の1つ前の生理がきたら、5日以内を目安にご来院ください。診察のうえ、適切な服用開始日や服用期間を決定いたします。

主な副作用・リスク

吐き気、頭痛、不正出血、月経周期の乱れ

  • ※服用開始が遅れると十分な効果が得られない場合があります。
  • ※持病や服薬内容によっては処方できないことがあります。

ヘルスケア / 予防医学

当院ではヘルスケアや予防医学を重要に考えております。婦人科検診・検査、そして予防接種を行っております。

子宮頸がん検診

子宮頸がんのほとんどは性行為によって、子宮頸部にヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが持続感染することによっておこります。
近年、性経験の若年化と複数化に伴い、20~30歳代の女性で急速に増加しています。定期的な子宮頸がん検診をお勧めします。

※ 当院は大阪市子宮がん検診指定医療機関です。


子宮卵巣の超音波検査

子宮頸がん検診だけではそれ以外の子宮卵巣の病気を発見することはできません。特に子宮体がん、卵巣がんなどの重大な病気の早期発見は重要です。定期的な検診をお勧めします。


レディースドック

レディースドックとは女性の健康状態をチェックする健康診断のことです。


ブライダルチェック

ブライダルチェックとは、妊娠や出産に影響を及ぼすような病気が隠れていないかを調べる健康診断のことです。
不妊症の有無を調べる検査ではありません。


風疹抗体検査

風疹は子どもの病気と言われていましたが、近年では大人の感染が広がっています。大人がかかると症状が重くなることがあります。また、妊娠20週頃までのお母さんに感染すると赤ちゃんに障害(先天性風疹症候群)が生じるおそれがあります。予防するためには、お母さんが妊娠前から風疹にかからないようにし、お父さんやご家族も風疹を移さないように協力することが大切です。これまでに予防接種を受けたことがあっても必要な時に抗体がなくなっている場合があるため、「予防接種をちゃんと受けているから大丈夫。」だとは思わず、一度抗体検査を受けてみてください。

※ 当院は大阪市風疹抗体検査指定医療機関です。


性感染症検査(性病検査)

性病の症状はさまざまです。おりもの異常、外陰部のかゆみ・痛み・できもの、不正出血などです。性行為により感染する為、ご本人はもちろんですが、パートナーの検査や治療も必要です。大切なのは、不安を感じたらすぐに検査を受けることです。


予防接種 / ワクチン

HPVワクチンは女性の子宮頸がんや尖圭コンジローマなど、ヒトパピローマウイルス(HPV)による病気を予防するためのワクチンです。
当院では9価HPVワクチンを取り扱っております。

料金一覧

自費診療の料金表(税込)です。

診察料

初診料 2,200円
再診料 1,100円
初診料(土・日・祝) 2,750円
再診料(土・日・祝) 1,650円

妊娠検査/初期妊婦健診

妊娠反応
検査(尿)
1回 1,650円(1回 2,200円)
超音波検査 1回 3,850円
紹介状(初回) 1回 5,500円
紹介状(2回目以降) 1回 2,750円
診断書 1回 3,300円

ピル外来

検査 子宮頸がん検査、
子宮卵巣の超音波検査
1回9,900円
避妊
(低用量ピル)
マーベロン 28 1シート2,860円
ファボワール 28 1シート2,420円
トリキュラー 28 1シート2,860円
ラベルフィーユ 28 1シート2,420円
避妊(ミニピル) セラゼッタ 1シート3,850円
スリンダ 1シート3,850円
緊急避妊
(アフターピル)
ノルレボ 1.5mg 1回16,500円
レボノルゲストレル
1.5mg
1回11,000円
エラ 30mg 1回14,300円
生理移動 薬代・服薬指導料 1回3,300円

ヘルスケア / 予防医学

婦人科検診 子宮頸がん検査 1回3,850円
子宮体がん検査 1回5,500円
子宮卵巣の超音波検査 1回6,050円
レディース
ドッグ
  • 子宮頸がん検査
  • 子宮卵巣の超音波検査
  • おりもの検査(カンジダ /トリコモナス /クラミジア /淋病)
  • 血液検査(貧血/肝胆膵腎機能/コレステロール /中性脂肪 /尿酸 /血糖値 /甲状腺機能)
1回19,800円
ブライダル
チェック
  • 子宮頸がん検査
  • 子宮卵巣の超音波検査
  • おりもの検査(カンジダ /トリコモナス /クラミジア /淋病)
  • 血液検査(血液型 /貧血 /肝腎機能 /血糖値 /甲状腺機能 /梅毒/HIV/B型肝炎 /C型肝炎 /風疹抗体)
1回22,000円
風疹抗体 1回3,300円
性感染症
検査(1種)
トリコモナス 1回3,850円
クラミジア(子宮) 1回3,850円
クラミジア(咽頭) 1回3,850円
淋病(子宮) 1回3,850円
淋病(咽頭) 1回3,850円
梅毒 1回3,850円
HIV 1回5,500円
B型肝炎 1回3,850円
C型肝炎 1回3,850円
性感染症検査
(セット2種2部位)
  • クラミジア
    (子宮 / 咽頭)
  • 淋病(子宮 / 咽頭)
1回13,200円
性感染症検査
(セット3種)
  • トリコモナス
  • クラミジア
    (子宮)
  • 淋病(子宮)
1回9,350円
性感染症検査
(セット5種)
  • セット3種
  • 梅毒
  • HIV
1回18,700円
性感染症検査
(セット7種)
  • セット5種
  • B型肝炎
  • C型肝炎
1回26,400円
HPVワクチン シルガード9(9価) 1回30,800円